- 子どもの虫歯を予防したい
- 子どもが虫歯になってしまった
- 子どもの歯並びを直したい
- 永久歯の虫歯と子どもの虫歯の違いって?
- 小児歯科ってどんなことするの?
- 小児歯科の治療の進め方を教えて欲しい
- 子どもの予防歯科ってどんなことするの?
小児歯科
Pedodontics
小児歯科
Pedodontics
乳歯の虫歯を放置すると永久歯の色が黄色く変色したり、乳歯の横から永久歯が生えてきたりすることがあります。虫歯は早めに治療し、乳歯の横から永久歯が生えてきた場合は、早めに乳歯を抜きましょう。
乳歯の虫歯がひどくなり、早い時期に抜けてしまった場合、永久歯の歯並びに影響を及ぼすことがあります。かみ合わせが悪くなり、顎の成長や発育にも悪影響が出てくることもあります。虫歯だけでなく、このような歯並びやかみ合わせの問題も、生え変わり時期に簡単な装置である程度改善することができます。
虫歯によって咀嚼能力が低下し、それにより身体や発育などに影響を及ぼす可能性が高まります。幼児から小児期に、歯みがきや正しい食習慣など基本的な保健習慣を身に付けることは非常に重要です。保護者の方が虫歯の早期治療や定期的な歯科検診を心がけることで、お子様自身に「歯を守るケアは当たり前」という意識が育まれ、大人になってからも歯を守ることにつながります。
大人と子どもの歯科では何が違うのかと言いますと、成長期で変化し続ける子どもの歯と、永久歯が揃っている大人という点が大きな違いになります。小児歯列期は、永久歯を正しい位置へと導き、噛み合わせを含めた骨格形成をサポートする役割があります。そんな繊細な子どもたちの歯を専門に診るのが小児歯科になります。小児歯科は、多くは0歳から12歳くらいを対象にしています。
残念なことに、乳歯だから虫歯になっても問題ない、永久歯という代わりがあるから大丈夫と認識されている方も少なくありません。その考えは大変危険です。乳歯には丈夫な永久歯が生えるための準備や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。その他にも、あごの骨の成長や知能の発達、正常な咬み合わせにも影響を及ぼしています。
さらに、虫歯は感染症であるため、虫歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯が虫歯になるリスクは高まります。成長に合わせた適切な治療や予防を行うことで、健全な発育を歯から支えていくのです。まずはお子様の大切な歯を虫歯にさせないということが一番重要です。当院の小児歯科では予防歯科を徹底し、お子様の大切な歯を守ります。保護者の方も含めて、正しい歯科の知識を持って頂き、歯医者さんには『治療ではなくケアを受けに行く』というところであるという認識を持って頂けるように予防の普及に努めます。『健康で、キレイな歯を保つこと』『正しい歯列で問題なく噛めること』それはお子様への生涯にわたる最高の贈り物になります。
子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)と異なる特徴があります。
乳歯の下には永久歯があり、生え変わりを待っています。生え変わるからと言って虫歯を放置すると、永久歯の虫歯や不正咬合を招きます。乳歯を大切にしましょう。
乳歯は「歯の層であるエナメル質・象牙質が薄く柔らかい」ことがわかっています。そのため、もろく簡単に虫歯が進行してしまいます。また、永久歯に比べて歯が酸に弱く虫歯になりやすいのですが、歯の表面積も小さく隣の歯との距離が近いため、1本の歯が虫歯になるとその隣にもすぐ広がってしまいます。
子どもは自分の歯の状態の確認を行うことはありませんし、自分の歯の変化に気が付くことはほとんどありません。また、永久歯の虫歯のようにお水を飲んだ時にしみたりすることもまれです。毎日の親御さんのブラッシングで気が付かなければ、虫歯の存在に気が付かず放置してしまうことになります。
乳歯は外側の硬いエナメル質やその次の象牙質の厚さが永久歯の半分しかありません。歯の大きさが小さいということは、それを構成する歯の層の厚みも薄いということです。そのため、硬度も弱くもろくなっています。
歯の生え方や年齢、また発育に合わせたその時その時の歯磨きの方法をご指導します。保護者の方には仕上げ磨きのコツなどもお伝えしていますので、ぜひご活用ください。
5歳までは自分でちゃんと磨けないので、親御さんがしっかりと仕上げ磨きをしてあげてください。また、仕上げ磨きは9歳くらいまで続けましょう。「小学校になっても、仕上げ磨きって必要なの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この時期は乳歯に混ざって永久歯が生えてくる大切なタイミングです。とくに虫歯になりやすい「6歳臼歯」という大人の歯が生えますので、しっかりと仕上げ磨きしてあげることが大切です。
歯の再石灰化を促し、歯質を強くする「フッ素」を歯の表面に塗る処置です。当院では、一般的なフッ素塗布に加え、フッ素入りの歯磨き粉やジェル、うがい薬などを、さまざまなデンタルケア用品を併用します。
子どもの奥歯は永久歯に比べ、歯質は薄く、溝は深く噛み合わせ面に食べカスが溜まりやすいです。そのため歯ブラシは届きにくく、虫歯になりやすいポイントです。そこであらかじめ溝にレジン(歯科用プラスチック)を詰めて、虫歯を予防します。レジンは白いので目立つこともありません。
当院ではシーラント処置の際、フッ素徐放性のものを使用しています。レジン自体に歯を強くするフッ素を放出する性質があるため、溝を守るだけでなく虫歯予防効果も期待できます。
当院では、まずお子様の歯を虫歯にさせないように予防の観点からアプローチしていきます。お子様と保護者の方にどうすれば、虫歯は防げるのか、正しい知識を持って頂けるようにサポートしていきます。治療も行いますが、当院では拘束器具を用いたり、体を抑えながらの治療は行っておりません。少しずつ、出来ることからステップアップしていき、基本的には診療中に泣いたり、中断がないような状態になり、初めて治療を行います。
残念ながら、どうしても恐怖心が強く、治療が不可能な場合は決して無理をせず、大学病院など専門機関にご紹介させて頂きます。繰り返しになりますが、まずは虫歯にならないように『予防歯科の徹底』これが一番、大切です。また、お子様の健全な口腔機能の発育に関して、当院の矯正医と連携し小児期の矯正治療に関しても積極的に取り組んでおります。
3歳未満のお子様の場合、午前中のほうが機嫌よく、疲れも少ないために体調が安定していることが多いです。午後は眠くなりご機嫌が悪くなってしまったり、お昼寝明けの夕方は疲れがたまりぐずりやすくなります。
緊張感や泣くことで、嘔吐しやすくなります。できれば、治療の前の朝ご飯やお昼ご飯は軽めに済ませてください。